慢性前立腺炎 / 慢性骨盤疼痛症候群(CPPS)/骨盤臓器脱

慢性前立腺炎の鍼灸治療について、近年注目を集めております。慢性前立腺炎は、前立腺の炎症を伴う病態であり、男性特有の疾患で大きく分けると細菌性前立腺炎と無菌性前立腺炎があります。

主な症状としては、排尿や射精時の痛み、頻尿・残尿感などが挙げられます。細菌性前立腺炎は高熱、強い排尿痛、全身倦怠感などが急激に発症します。無菌性前立腺炎は細菌性前立腺炎が急性期を過ぎたものと考えられていますが、実際のところはっきりしないそうです。

原因として一番多いのは座りすぎによるものです。デスクワーク、自動車の運転など長時間の座位が原因で体幹の一番下部、坐骨結節周辺の筋肉が体重により長時間圧迫されるため硬くなり、その筋肉内を通過する陰部神経に悪影響を与えます。

そこで注目されているのが鍼灸治療です。鍼灸は古くから体調管理や自然治癒力向上に利用されてきました。日本でも古くから伝わっている東洋医学であるため、既存の西洋医学と併用することで相互に補完し合うことができます。

慢性前立腺炎は病院(泌尿器科)で一度検査されることをおすすめいたします。まず、細菌性か無菌性かを判断してもらってください。当院に来院される患者様はお薬の治療と生活習慣の改善を見直されて尚且つ、痛みに悩まされている方々です。

また、現代社会においてストレスは慢性的な問題となっており、ストレスが慢性前立腺炎を引き起こす可能性も指摘されています。ストレス解消効果も期待できる鍼灸治療は、その点でも適していると考えられます。

骨盤臓器脱とは、子宮、膀胱、直腸などの骨盤内臓器が通常の位置から下がり、腟から体外に出てしまう病気です。骨盤臓器脱は、骨盤底筋という筋肉や靭帯が緩んでしまうことで起こります。

骨盤底筋や靭帯が緩む原因としては、出産、加齢、肥満、便秘などがあります。骨盤臓器脱の症状には、骨盤圧感、尿失禁、便失禁、性交時の不快感などがあります。

骨盤臓器脱は命に関わる病気ではありませんが、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。早期発見・早期治療が大切です。

鍼灸治療は、骨盤底筋群や恥骨筋などの筋肉を刺激して、強化することができます。これにより、骨盤内の臓器を支える力が増し、下垂を防ぐことができます。

●鍼灸治療は、血液やリンパの循環を改善することができます。これにより、骨盤内の臓器に栄養や酸素が十分に届き、機能が回復することができます。

●鍼灸治療は、自律神経のバランスを整えることができます。これにより、ストレスや不安などの精神的な要因が骨盤臓器脱に与える影響を軽減することができます。

また、当院の鍼灸治療は比較的、鍼の本数も少なく、短時間で施術が終了するため、鍼灸治療初心者の患者様でもお気軽にお受けいただけると思います。

慢性前立腺炎、CPPS、骨盤臓器脱の改善には多くの方法がありますが、鍼灸治療はその中でも注目されている方法です。健康的な生活と併用することで、より効果的な改善が期待できます。

陰部神経刺鍼
臀部左右の陰部神経の走行するあたりに3寸(9cm)の鍼を刺鍼し、微弱電流を流します。骨盤性疼痛症候群(慢性前立腺炎、会陰部痛、肛門痛、下腹部痛、骨盤臓器脱、子宮脱)に効果が期待できます。

仙骨孔刺鍼
骨盤の仙骨部内側にある仙骨神経叢(せんこつしんけいそう)へつながる8か所のトンネルへ2寸(6cm)の鍼を刺鍼し、微弱電流を流します。骨盤内臓器の神経痛(慢性前立腺炎、会陰部痛、肛門痛)、膀胱炎、頻尿、不妊症に効果が期待できます。

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