頭痛に対する鍼灸治療
■ 薬を飲んでも良くならない頭痛──原因は「筋緊張」と「自律神経の乱れ」
「慢性的な頭痛で薬が手放せない」「天気が悪くなると頭が重くなる」「肩や首のコリと一緒に頭痛が出る」
そんなお悩みを抱える方は非常に多くいらっしゃいます。
頭痛には、緊張型頭痛・片頭痛(偏頭痛)・群発頭痛など、さまざまなタイプがありますが、
多くの方に共通しているのは「首・肩・背中の筋肉の緊張」と「自律神経の乱れ」です。
鍼灸治療では、この筋肉の緊張を緩め、体内の「気(エネルギー)」と「血液」の流れを整えることで、
頭痛の根本的な改善を目指します。
■ 鍼灸治療で期待できる効果
- 首・肩・後頭部の筋緊張をやわらげ、血流を改善
- 自律神経のバランスを整え、ストレス性頭痛にも対応
- 頭痛薬に頼らない体質改善をサポート
- 定期的な施術により、再発予防にも効果
薬のような副作用の心配が少なく、体にやさしい治療法として注目されています。
■ 主な施術法
● 後頭下筋群刺鍼(こうとうかきんぐんししん)
後頭部にある大小後頭直筋・上下頭斜筋などの深層筋に鍼を行い、
首から後頭部にかけての強い緊張を緩めます。
この部位は「後頭部頭痛」「首コリ」「目の疲れ」「脳血流の改善」に特に有効です。
また、刺鍼の方向を調整することで、飛蚊症の改善を目的とした治療にも応用されます。
● 頚部刺鍼(けいぶししん)
前頚部では前・中・後斜角筋、後頚部では板状筋・半棘筋・多裂筋など、
頭と首を支える主要な筋肉群にアプローチします。
デスクワークやスマートフォン操作で硬くなりがちな頚部の筋緊張を解消し、
頭痛・首コリ・交通事故後のムチウチ後遺症の緩和が期待できます。
● 方先生の「気の循環法」
私が鍼灸専門学校で学んだ中国の名医・方先生より伝授された、
東洋医学的な「気の流れ」を重視した施術法です。
頭部や手足の重要なツボに刺鍼し、全身の気の巡りを整えます。
慢性的な頭痛だけでなく、疲労・不眠・ストレス性の不調にも効果を発揮します。
■ このような方におすすめです
- 頭痛薬を飲んでもスッキリしない
- 首や肩のコリと頭痛を同時に感じる
- ストレスが多く、頭が重い・締めつけられるような痛みがある
- 雨の日や気圧の変化で頭痛が起こる
- 頭痛を根本的に治したい
■ 費用と通院の目安
鍼灸治療は健康保険の適用外となる場合が多いですが、
その分、一人ひとりの症状や体質に合わせたオーダーメイド治療が可能です。
初回は問診・検査を含め60〜80分、
その後は症状により週1〜2回程度の通院を目安に行います。
多くの方が3〜5回の施術で痛みの軽減を実感されています。
■ まとめ
頭痛は「我慢するもの」「薬で抑えるもの」ではありません。
鍼灸治療で体のバランスを整えることで、
根本からの改善と再発予防を目指すことができます。
薬に頼り続ける前に、一度「鍼灸」という選択肢を試してみませんか。
にしむら鍼灸治療院では、あなたの頭痛の原因を丁寧に見極め、
最適な治療プランをご提案いたします。








