頚椎ヘルニア(首や肩の痛み、腕のしびれ)

頚椎ヘルニア(Cervical Disc Herniation)

── 首・肩・腕の痛みやしびれを根本から整える鍼灸治療

◆このような症状でお悩みではありませんか?

  • 首を動かすと痛みや重だるさがある
  • 肩甲骨の内側や腕、手指にまでしびれが広がる
  • 病院で「頚椎ヘルニア」と診断されたが、薬や牽引では良くならない
  • デスクワークやスマホで首が固まり、慢性的なコリや頭痛が続く
  • 手術は避けたいが、痛みやしびれが日常生活に支障をきたしている

こうした症状の多くは、首の筋肉や神経が強いストレスを受けている状態です。
にしむら鍼灸治療院では、「神経の圧迫」だけにとらわれず、筋肉・血流・自律神経のバランスを整えることで回復を促す治療を行っています。

◆頚椎ヘルニアとは?

頚椎(けいつい)とは、首の部分にある7つの骨(C1〜C7)を指します。
これらの間には「椎間板(ついかんばん)」というクッションがあり、衝撃を吸収しながら首の動きを支えています。

しかし、長時間の不良姿勢や加齢によって椎間板が変性し、内部の「髄核(ずいかく)」が外へ飛び出して神経を圧迫すると、「頚椎椎間板ヘルニア」が起こります。

圧迫される神経の位置によって、

  • 首や肩の痛み
  • 肩甲骨のこりや放散痛
  • 腕や手指のしびれ
  • 筋力低下
    など、症状が異なります。

重度の場合は「頚髄(けいずい)」という中枢神経に影響し、両手足のしびれや歩行障害を引き起こすこともあります。

◆なぜヘルニアが起こるのか?──原因を正しく理解する

単に「椎間板が飛び出したから」ではなく、ヘルニアを招く背景には次のような要因が関係しています。

① 首や肩の筋肉の緊張

デスクワークやスマホ姿勢により、頭が前に出た姿勢が続くと、首の後ろ(後頚部)や肩甲骨周囲の筋肉が強く緊張します。
その結果、椎間板への負荷が増え、変形や突出が起こりやすくなります。

② 自律神経のアンバランス

慢性的なストレスや睡眠不足により、交感神経が過剰に緊張すると筋肉が硬直し、血流が低下します。
この「血流の悪さ」が神経の回復を妨げ、痛みやしびれを長引かせる要因になります。

③ 全身の姿勢バランスの崩れ

骨盤や背骨の歪みがあると、首への負担が偏ります。
特に猫背や巻き肩は、頚椎の自然なカーブ(前弯)を失わせ、ヘルニアを悪化させます。

◆一般的な治療法とその限界

整形外科では、

  • 消炎鎮痛薬(NSAIDs)
  • 筋弛緩薬
  • 神経ブロック注射
  • 牽引療法
  • 手術(重度例)
    といった方法が行われます。

これらは「痛みを一時的に抑える」点では有効ですが、筋肉の硬直・血流の低下・神経の回復不良といった根本原因にはアプローチできません。
そのため、「薬をやめるとまた痛くなる」「しびれが取れない」といった慢性化につながるケースが多く見られます。

◆鍼灸による頚椎ヘルニア治療の特徴

にしむら鍼灸治療院では、
痛みの部位だけでなく、首〜肩〜背中〜腕にかけての筋肉・神経の連動性を重視して施術を行います。

① 神経圧迫部位の筋緊張を緩める

首や肩甲骨の深層筋(斜角筋・肩甲挙筋・菱形筋など)は、神経の通り道を取り囲んでいます。
これらが硬くなることで「物理的な圧迫」や「循環不良」が起こるため、鍼でピンポイントに緊張を解除します。

② 血流と神経伝達の改善

鍼刺激によって微細な血流反応が起こり、酸素と栄養の供給が促されます。
同時に、末梢神経や自律神経の働きが整うことで、痛みやしびれの伝達が正常化していきます。

③ 自律神経バランスを整える

頚椎周辺には交感神経節が集まっており、ストレスや緊張に敏感な部位です。
鍼灸により副交感神経を高めることで、リラックスと回復のモードへと導きます。

④ 全身のバランス調整

骨盤や背骨の歪みを整える「経絡(けいらく)」への施術も行い、首への負担を軽減します。
これにより、「再発しにくい体」を目指します。

◆施術の流れ

  1. 丁寧なカウンセリングと触診
     首だけでなく、肩・背中・腕の筋肉バランス、可動域、姿勢を確認します。
  2. 局所+全身施術
     首の深部筋へ繊細な鍼を行うと同時に、肩甲骨・背部・腰部などの連動する筋肉も整えます。
  3. 遠赤外線・お灸・温熱治療
     筋肉の柔軟性を高め、神経の通りを改善します。
  4. 再発予防のアドバイス
     姿勢指導・首の使い方・ストレッチ法などをお伝えします。

◆症例紹介(一例)

症例①:堺市 40代男性 デスクワークによる右腕のしびれ

3か月前から首〜右肩〜腕にかけてしびれと痛み。整形外科では「C6/C7椎間板ヘルニア」と診断。薬と牽引で改善せず。
当院では、首・肩甲骨・胸部の筋緊張を緩める施術を週1回ペースで継続。
4回目で腕のしびれが半減、8回目でほぼ消失。再発予防のため姿勢指導を行い、現在もメンテナンス施術中。

症例②:大阪狭山市 50代女性 首のこりと左肩甲骨痛

スマホや家事でうつむく時間が長く、首の可動域が制限。左肩甲骨の痛みで夜眠れない。
鍼灸により斜角筋・肩甲挙筋を中心に調整し、3回目で痛みが軽減。
同時に自律神経のバランスを整えるツボ(天柱・風池)も使用し、睡眠の質が向上。

◆セルフケアと日常生活のポイント

鍼灸治療と並行して、日常のケアを行うことで回復が早まります。

◎正しい姿勢を意識する

・モニターは目の高さに
・背もたれに軽くもたれて座る
・顎を軽く引く(ストレートネック予防)

◎首・肩のストレッチ

・肩をすくめて下ろす動作をゆっくり数回
・胸を開いて深呼吸するだけでも効果的

◎冷えを避ける

首元を冷やすと筋肉が硬くなり、神経痛が悪化します。
マフラーやネックウォーマーで温かく保ちましょう。

◎睡眠とストレス管理

睡眠不足や過度な緊張は、自律神経の乱れを助長します。
夜はスマホを早めに切り上げ、リラックスできる時間を確保しましょう。

◆治療期間の目安

症状の程度にもよりますが、

  • 軽症:2〜3週間(週1〜2回)で改善
  • 中等症:1〜2か月(週1回)で痛み・しびれ軽減
  • 慢性・重症:3か月以上の継続施術で神経回復

一度の施術で劇的に変わることもありますが、神経の修復には時間がかかるため、定期的な施術をおすすめしています。

◆当院の治療が選ばれる理由

  1. 整形外科的知識+東洋医学的分析を融合
     MRIや診断書の内容も考慮し、的確に施術部位を判断。
  2. 痛みに敏感な方にも安心の細い鍼
     首の深部にも安全に届く技術で、刺激は最小限。
  3. 自律神経・血流・筋緊張のトータルケア
     単なる局所治療ではなく、体全体を整えるアプローチ。
  4. 再発予防までサポート
     姿勢・睡眠・生活リズムなど、セルフケアの指導も徹底。

◆まとめ ─ 手術を考える前に、鍼灸という選択を

頚椎ヘルニアの痛みやしびれは、
「飛び出した椎間板」そのものよりも、周囲の筋肉・血流・神経の働きの乱れが関係していることが多いです。

鍼灸治療は、体に本来備わる回復力を引き出し、
「痛みを取るだけでなく、再発しにくい体づくり」を目指すことができます。

「病院では手術しかないと言われた」
「薬では変わらなかった」
そんな方こそ、一度ご相談ください。

にしむら鍼灸治療院では、あなたの症状に合わせたオーダーメイドの施術で、日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

オーダーメイド枕
「頚椎メディカル枕」

072-320-1649

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