吸玉療法とは?
吸玉療法とは、古代中国から伝わる治療法の一つで、皮膚にカップを当て、内部の空気を抜くことによって、局所的な血行を促進し、体内の毒素を排出するための方法です。 この治療法は、中医学の基本理論である「気・血・津液」のバランスや、「経絡」の調和を整えることを目的としています。
吸玉によって発生する負圧刺激は皮膚、筋肉や神経に働きかけ、内臓や身体機能にも効果があるという報告があります。 また、吸玉療法は難治性の疾患や不定愁訴に対しても有効であるとされています。
リウマチや背中痛、肩こりなどの身体的な不調だけでなく、うつ病やストレス反応等といった精神的ストレスが原因の不調にも効果的です。
吸玉療法は歴史ある治療法ですが、現代医学として確立されているわけではありません。
当院での吸玉療法
鍼灸施術後におこなうととても効果的です。プラスチック製のカップを体表に置き、ポンプでカップ内の空気を抜き陰圧にし皮膚を吸い上げます。すると皮下の毛細血管が拡張され血液中の疲労物質(汚血)を流します。
鍼灸治療が苦手な方におすすめいたします。施術中に体が温かくなってきてウトウト寝てしまわれる方もいらっしゃいます。「全身もみほぐし」と同時に施術させて頂くと疲労回復効果抜群です。
*施術後は画像にあるようにカッピング痕が個人差がありますが数日~2週間くらい赤く残ります。温泉などに行かれる予定のある方は、まわりの方にびっくりされますのでご注意ください。