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ブログ|熱中症と陰部神経痛の関係とは?

― 熱さが神経に与える「意外な影響」とは ―

こんにちは、にしむら鍼灸治療院です。
今年の夏も猛暑日が続いていますね。来院される患者さんの中にも、「最近、いつもより神経痛が強く感じる」とおっしゃる方が増えてきました。特に、**骨盤まわりや陰部に違和感やしびれを感じる「陰部神経痛」**に悩まれる方からのご相談が目立ちます。

実はこれ、熱中症による脱水や体内のバランスの乱れが一因になっている可能性があるのです。

陰部神経痛ってなに?

陰部神経痛(Pudendal Neuralgia)は、骨盤内を走行する「陰部神経」が圧迫されたり、炎症を起こしたりすることで生じる症状です。
以下のような症状が出ることがあります:

  • 会陰部や肛門まわりのしびれや痛み
  • 長く座ると痛みが強くなる
  • 下腹部や骨盤の違和感
  • 排尿・排便時の痛みや不快感

原因は様々で、自転車・バイクの長時間使用、出産後の骨盤トラブル、猫背姿勢、手術後の癒着などがあります。

熱中症がなぜ関係するの?

熱中症とは、暑さによって体温調節がうまくいかず、体内の水分や塩分(ナトリウム、カリウムなど)が不足する状態です。
この状態が続くと、次のような影響が陰部神経痛と関連してくることが考えられます:

1. 脱水による「神経伝達の乱れ」

水分とともに失われるのが電解質。これが足りなくなると、神経の興奮性が高まり、しびれやピリピリした神経症状が出やすくなります。

2. 熱による「筋肉のこわばり」

高温で筋肉が緊張しやすくなり、特に骨盤まわりの深部筋(梨状筋や肛門挙筋など)が硬くなると、陰部神経を圧迫するリスクが高まります。

3. 血流不足による神経栄養障害

脱水や体温の急上昇により、神経周辺の血流も悪くなります。神経は血液によって酸素や栄養を得ているため、血流が落ちると痛みやしびれが増す要因になります。

鍼灸でできるケアとは?

にしむら鍼灸治療院では、夏の陰部神経痛に対して、以下のようなアプローチを行っています。

① 鍼で深部の緊張をゆるめる

臀部・仙骨まわりや、陰部神経の走行に沿った経穴(ツボ)にアプローチし、神経圧迫の原因となる筋肉の緊張を緩和します。

② お灸で血流改善と自律神経の調整(お灸の追加施術になります。基本施術5500円+追加施術2200円)

冷房や水分不足で滞りがちな下半身の血流を、お灸でやさしく改善。副交感神経を活性化し、神経の過敏状態を鎮めます

③ 日常の「脱水対策」アドバイスも

施術とあわせて、「陰部神経痛にならないための水分・塩分補給法」や、座りすぎ防止のストレッチなど、日常ケア指導も丁寧に行っています。

ありがとうございます。それでは、後半部分を続けて仕上げていきます。

院長からのアドバイス

夏になるとどうしても「冷たいものを飲みたい」「クーラーにあたりたい」「動きたくない」といった生活になりがちです。ですが、こうした習慣が、知らず知らずのうちに神経や筋肉に負担をかけていることも少なくありません。

陰部神経痛は、デリケートな場所の不快感であるため、なかなか周囲に相談しづらく、我慢してしまう方も多いです。でも我慢すればするほど、**慢性化や感覚の鈍化(あるいは逆に過敏化)**に繋がることもあります。

そんな時こそ、鍼灸による「自然な調整」で、神経・筋肉・血流のバランスをとり戻してあげることが大切です。

「夏バテかな?」と思ったら、神経からのサインかもしれません。早めのケアで、快適な夏をお過ごしください。

まとめ

  • 夏は、熱中症による脱水や筋緊張が、神経に影響を与えやすい季節です
  • 陰部神経痛のような骨盤周辺のしびれ・違和感は、見逃されやすい症状
  • 鍼灸では、神経の圧迫緩和・血流改善・自律神経の調整が可能
  • 違和感を我慢せず、早めのケアで「快適な夏の身体」に整えましょう

最後に

夏は身体にとってもストレスの多い季節です。
体内のバランスを崩しやすく、敏感な神経が不調を訴えるサインとして表れてきます。

にしむら鍼灸治療院では、一人ひとりの状態に合わせて、やさしく丁寧な施術を心がけています。
「こういう症状でも診てもらえるのかな?」と思ったら、お気軽にご相談くださいね。

暑さに負けず、元気に夏を乗り越えましょう!

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