■ 怖い夢を見て飛び起きた瞬間に…
80代女性の患者様から「左わき腹の激痛で動けなくなった」とのご相談を受けました。
きっかけは就寝中。怖い夢を見て飛び起きた瞬間、左脇腹に鋭い痛みが走り、身動きが取れなくなったそうです。
「時間がたてば治まるかも」と思い、湿布を貼って様子を見られたそうですが、翌日になっても痛みは増すばかり。
その日はデイサービスの日で、迎えの車に痛みをこらえて乗車されたとのこと。
そのデイサービスは整骨院が運営しており、柔道整復師によるマッサージを受けられる施設。
施術者に症状を伝えたところ、
「これはマッサージより、まず病院で痛み止めの注射をしてもらった方が良い」
と勧められ、施術は受けられなかったそうです。
ちょうどその日は土曜日。
痛みを抱えたまま土日を何とか耐え抜き、月曜日──
当院の訪問鍼灸の日に「何とか痛みを止められないか」とのご相談を受けました。
■ 訪問鍼灸での対応と経過
訪問時、患者様は非常に苦しそうな表情で、体を動かすのもつらいご様子。
早速、うつ伏せになっていただき、痛みの原因と思われる肋間神経の走行部と神経根付近に鍼を施しました。
疼痛部位に響かせたのち、**低周波パルス通電(約10分)**を実施。
その後、ゆっくりと起き上がっていただき痛みの状態を確認すると──
患者様は驚いたように、
「あれ? 全く痛くない…不思議です」
と笑顔を見せられました。
わずか一度の施術で痛みが消失し、その後も再発は見られませんでした。
■ 電気鍼(パルス鍼)の効果
このように、**電気を併用した鍼治療(パルス鍼)**は、神経痛に伴う強い痛みに対して非常に即効性があります。
特に、
- 肋間神経痛
- 坐骨神経痛
- 頚肩腕症候群(首や肩から腕にかけての痛み)
など、神経が関与する痛みには高い効果が期待できます。
鍼灸治療では、筋肉の過緊張を緩め、神経の興奮を鎮め、血流を改善することで、自然治癒力を高めることができます。
■ まとめ
「年齢のせい」「寝違えたせい」などと我慢してしまう方も多いですが、
神経痛は早めの対処が大切です。
痛み止めの薬や湿布で改善しない痛み、夜間や動作時に響くような痛みがある場合は、
ぜひ一度、鍼灸治療をご検討ください。
📍 にしむら鍼灸治療院
大阪狭山市を中心に、訪問鍼灸にも対応しております。
肋間神経痛・坐骨神経痛・慢性前立腺炎など、痛みの根本改善を目指す鍼灸を行っています。













