東洋医学でわかる“体のサイン”の読み解き方
私たちの身体は、よく「気(エネルギー)と血(栄養のある血流)」が全身を巡ることで健康が保たれている、と東洋医学では考えます。
これは精神的な話ではなく、
“自律神経+血流+筋肉の状態” をまとめて捉えた、とても科学的な見方です。
では、この 気血の巡りが滞る(流れが悪くなる)と、なぜいろいろな症状が出るのでしょうか?
患者様にもわかりやすく解説します。
■ そもそも「気」と「血」って何?
● 気(き)= 体を動かす“エネルギー”
・呼吸したり
・内臓が働いたり
・筋肉が動いたり
・心が元気になったり
こうした“生命のエンジン”のようなものです。
現代医学でいうと、
自律神経・代謝・筋力・活力(エネルギー量) に近いイメージです。
● 血(けつ)= 栄養と潤いを届ける“血流”
血液が全身に
栄養・酸素・ホルモン
を運び、細胞を元気にする働き。
東洋医学の「血」は、現代医学の「血流+ホルモンバランス+体の潤い」をまとめた概念です。
■ 気血が滞ると起きる3つの不調パターン
身体はとても正直です。
気血が滞ると、必ずどこかにサインが現れます。
① 痛み・しびれが出る
気血が十分に届かない部分は “弱く”“固く”“冷たく” なります。
たとえば…
- 首肩のこり
- 腰痛
- 手足のしびれ
- 骨盤の詰まり → 陰部神経痛、慢性前立腺炎の不快感
筋肉の奥(深部筋)が固まることで、神経が圧迫されたり血流が落ちたりします。
② 自律神経が乱れる
気(エネルギー)が不足したり滞ると、自律神経がバランスを崩しやすくなります。
- 動悸
- 息苦しさ
- 寝つきの悪さ
- 不安感
- 胃腸の不調
「気の巡り=自律神経の巡り」なので、メンタルや内臓にも影響が出ます。
③ 冷え・疲労・だるさが取れない
血の巡りが悪くなると、身体は“回復スイッチ”が入りません。
- 手足が冷える
- 眠っても疲れが取れない
- 体がだるい
- 頭が重い
身体のメンテナンス(修復)がうまくできない状態です。
■ なぜ気血の巡りが悪くなるのか?
患者さんが一番知りたいのはここ。
原因は大きく3つだけです。
① 同じ姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし)
筋肉は動かすことで血流が回復します。
長時間同じ姿勢だと、筋肉が固まり“巡りの渋滞”が起きます。
特に…
- 骨盤まわり
- 首肩まわり
は巡りが悪くなりやすいため、
陰部神経痛・慢性前立腺炎・頭痛・食いしばりなどが発生しやすくなります。
② ストレス
ストレス → 交感神経が優位 → 血管が細くなる
これにより「気(エネルギー)」も「血(血流)」も落ちます。
③ 冷え・睡眠不足・運動不足
これらはすべて気血の流れを止める大きな要因です。
■ 鍼灸で気血がスムーズに流れる理由
鍼灸は
筋肉・神経・血管のすべてに作用する
ため、巡り改善に最も効果的な施術です。
- 深部筋の硬さがゆるむ
- 血流が一気に増える
- 自律神経が整う
- 内臓の働きも調整される
- 体が“眠れる体質”に変わる
巡りが整うと、体は驚くほど自然に回復していきます。
■ まとめ:症状は“危険サイン”ではなく“巡りが乱れたサイン”
症状はあなたの身体が出している
「気血の巡りが足りていませんよ」
というメッセージです。
原因を正しく整えてあげれば、
体は必ず元の健康な状態へ戻ろうとします。
■ にしむら鍼灸治療院から一言
当院では
- 慢性前立腺炎
- 陰部神経痛(女性も)
- 食いしばり・顎の痛み
- 自律神経の乱れ
- だるさ・疲労・不眠
といった、巡りの乱れから来る症状を専門的にみています。
「何年も良くならない…」
そんな方こそ、一度ご相談ください。
小さな変化から、確実に身体は変わっていきます。
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初回の相談は無料・24時間受付中。












