堺市在住 30代 男性のケース
今回ご紹介するのは、「咬み合わせの悪さ」や「歯ぎしり」により、顎関節や首肩に強いコリを感じていた堺市在住・30代男性の症例です。
■ 主な症状
- 咬み合わせがしっくりこない
- 就寝中の歯ぎしり(家族に指摘されることも)
- 朝起きた時のあごのだるさ
- 首や肩のコリ、頭の重さ
患者様は「歯医者でマウスピースを作ってもらったけれど、根本的に良くならない」とのことで、当院へご相談に来られました。
■ 鍼灸的な見立て
顎関節症(がくかんせつしょう)は、単に「あごの関節だけの問題」ではなく、
その周囲にある咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋などの筋緊張や、自律神経のアンバランスも大きく関係しています。
とくに歯ぎしりや食いしばりが強い方は、無意識のうちにこれらの筋肉を酷使しているため、
顎から首・肩まで連動してコリや痛みを感じることが多くあります。
■ 施術内容
初回の施術では、両側の顎関節周囲・咬筋・側頭筋を中心に、鍼治療を実施。
さらに、首・肩の緊張を和らげる目的で、僧帽筋や胸鎖乳突筋にもアプローチを行いました。
治療直後から「顎の動きが軽くなった」「首回りがすごくスッキリした」との実感を得られ、
その後も定期的に通院していただくことで、朝の顎のこわばりや肩こりがほとんど気にならない状態まで改善されています。
■ 鍼灸が顎関節症に有効な理由
鍼灸では、筋肉の緊張をピンポイントでゆるめ、血流を改善することで、
関節まわりの圧迫や炎症を軽減します。
さらに、自律神経のバランスが整うことで「歯ぎしりや食いしばりの癖」が軽減されるケースも少なくありません。
薬では届きにくい「筋肉と神経の働き」を整える点が、鍼灸治療の強みです。
■ まとめ
顎関節症や咬み合わせの不調は、放っておくと慢性的な首肩こりや頭痛、自律神経の乱れにもつながります。
マウスピースや整体で改善が乏しい方は、筋肉と神経の両面から整える鍼灸治療をぜひ一度お試しください。
「にしむら鍼灸治療院」では、堺市を中心に、顎関節症・食いしばり・歯ぎしり・肩こり・頭痛など、
原因の見えにくい不調に対して専門的にアプローチしています。
お役に立てて本当に嬉しく思います。