「検査では異常なし。でも、つらさは続いている」
慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群/CP/CPPS)は、前立腺だけを治療しても改善しないケースが多い疾患です。近年のガイドラインや研究では、筋肉・神経・自律神経・心理的要因が複合的に関与すると考えられています。
この記事では、症状別(痛み・排尿症状・性機能への影響)に、なぜ起こるのか/何が効きやすいのかを、最新の知見と臨床視点で整理します。
① 痛み(会陰・睾丸・陰茎・肛門・下腹部)
なぜ痛むのか?(最新の考え方)
多くのケースで、痛みの主因は前立腺の炎症そのものではなく、
- 骨盤底筋の慢性的な過緊張
- 陰部神経・自律神経の過敏化
- ストレスによる中枢性感作(痛みの記憶)
が関与しています。長時間の座位、デスクワーク、緊張状態の持続が引き金になることも少なくありません。
効きやすい対策
1)骨盤底筋のリリース
近年は「鍛える」よりも緩める・脱力が重視されています。骨盤底筋が緩まない限り、痛みは抜けにくい傾向があります。
2)神経過敏の沈静化
交感神経優位が続くと、鎮痛薬が効きにくくなります。呼吸調整や自律神経アプローチが有効です。
3)温熱
冷えは筋緊張と神経過敏を助長します。温めるだけで痛みが軽減する例も多く報告されています。
※抗生物質の長期使用は、細菌感染が明確でない場合、効果が乏しいことがあります。
② 排尿症状(頻尿・残尿感・違和感)
なぜ排尿しづらいのか?
前立腺肥大がなくても、
- 骨盤底筋が常に緊張している
- 尿道括約筋と膀胱の協調不全
- 自律神経の乱れ
によって、頻尿・残尿感・出にくさが生じます。
効きやすい対策
1)筋・神経へのアプローチ
排尿は「力を抜く反射運動」。筋緊張が強いほど、出にくくなります。
2)薬物療法+併用ケア
α遮断薬は一定の効果がありますが、筋・神経調整を併用すると改善率が上がる傾向があります。
3)生活行動の見直し
- いきまない
- 我慢しすぎない
- カフェイン・アルコールは症状が強い時期は控える
③ 性機能への影響(勃起力低下・射精痛・性欲低下)
最新の理解
慢性前立腺炎に伴う性機能低下は、ホルモン異常よりも
- 痛みや違和感の記憶
- 骨盤内血流低下
- 不安・恐怖による神経ブレーキ
が大きく影響します。
効きやすい対策
1)まず痛み・違和感の軽減
痛みが残ったままでは、性機能は回復しにくいのが現実です。
2)骨盤内血流の改善
血流と副交感神経の働きが回復すると、勃起の質や射精時の不快感が改善するケースがあります。
3)安心感の回復
「また痛くなるかもしれない」という不安は、最大のブレーキ。症状の仕組みを理解するだけで改善が進む方もいます。
症状別・改善のカギまとめ
| 症状 | 改善のポイント |
|---|---|
| 痛み | 筋緊張・神経過敏の解除 |
| 排尿症状 | 骨盤底筋と自律神経 |
| 性機能 | 痛み軽減+血流+安心感 |
共通点は「前立腺だけを見ないこと」です。
つらさが長引いている方へ
慢性前立腺炎は、「異常がない」と言われやすい一方で、確かにつらい症状が続く病態です。
症状の背景にある筋・神経・自律神経の状態を丁寧に整えることで、回復が動き出すケースは少なくありません。
「前立腺だけの問題ではありません。骨盤の筋肉と神経が緊張し続けている状態なんです」
この視点が、改善への第一歩になることがあります。
※本記事は情報提供を目的としており、診断・治療は医療機関や専門家にご相談ください。
病院検査で異常なし。薬も電気治療・マッサージも効果を感じないあなたへ。
会陰部・下腹部の痛み、頻尿、残尿感などが3ヶ月以上続く場合、慢性前立腺炎・陰部神経痛の可能性があります — そして放置は改善を遅らせます。
にしむら鍼灸治療院では、深層筋・自律神経へ直接アプローチし、つらい症状の改善を目指します。
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