― なぜ「座る生活」が痛みや不快感を長引かせるのか ―
こんにちは、大阪狭山市の《にしむら鍼灸治療院》です。
「検査では異常なしと言われた」
「薬を飲んでも、すっきり良くならない」
「座っていると会陰部や股の奥が不快になる」
このような悩みを抱えた慢性前立腺炎の患者さんが、当院には多く来院されています。
その多くに共通している生活習慣があります。
それが 長時間のデスクワーク です。
今回は、慢性前立腺炎(特に非細菌性タイプ)とデスクワークの関係について、
医学的な視点と鍼灸臨床の両面から詳しく解説します。
慢性前立腺炎とは?医学的な整理
慢性前立腺炎は、現在では以下のように分類されます。
● 細菌性前立腺炎
- 原因:細菌感染
- 抗生剤が有効
- 実際の発症は比較的まれ
● 非細菌性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)
- 全体の90%以上が該当
- 尿検査・画像検査で異常が出ないことが多い
- 痛み・違和感・頻尿・残尿感・会陰部不快感などが続く
近年ではこのCP/CPPSは、
「前立腺そのものの炎症」ではなく、骨盤内の筋・神経・血流・自律神経の機能障害」
として捉えられるようになっています。
デスクワークが慢性前立腺炎を悪化させる3つの医学的理由
① 会陰部・骨盤底への持続的圧迫
座位姿勢では、体重が会陰部(前立腺の直下)に集中します。
この部位には
- 骨盤底筋群
- 陰部神経
- 静脈叢(細かな血管網)
が密集しています。
長時間座り続けることで、
- 静脈還流の低下
- 神経の圧迫・過敏化
- 筋緊張の慢性化
が起こり、痛み・違和感・排尿症状につながります。
② 骨盤内の血流低下と炎症物質の滞留
前立腺周囲は、もともと血流が滞りやすい構造です。
デスクワーク中心の生活では、
- 下半身の筋ポンプが働かない
- 骨盤がほとんど動かない
- 交感神経優位が続く
という状態になり、
骨盤内の循環がさらに悪化します。
結果として、
代謝老廃物や炎症性物質が排出されにくい環境ができあがります。
③ 筋膜と神経の「連鎖」による関連痛
前立腺・会陰部は孤立した臓器ではありません。
筋膜を介して、
- 内転筋
- 骨盤底筋
- 中臀筋
- 梨状筋
と連動しています。
特にデスクワークで硬くなりやすい お尻の深層筋(中臀筋・梨状筋) の緊張は、
陰部神経の走行部と重なり、
前立腺周囲の不快感や痛みを誘発します。
これは医学的にも知られている 関連痛(referred pain) の一種です。
鍼灸でできること|「前立腺そのもの」だけを見ない治療
にしむら鍼灸治療院では、慢性前立腺炎を
「骨盤内機能障害の結果として現れた症状」
と捉えています。
当院の主な施術アプローチ
● 仙骨・中臀筋・梨状筋への深部刺鍼
- 骨盤内神経・血管の通り道を改善
- 会陰部への間接的な負担を軽減
● 電気鍼による神経調整
- 骨盤底筋の過緊張を緩和
- 陰部神経の過敏状態を鎮める
- 自律神経バランスの調整
● 筋膜リリース・運動指導
- 前立腺周囲にかかるストレスを全体から軽減
- 再発しにくい身体の使い方へ
これにより、
「痛みだけを追いかける治療」ではなく、
症状が生まれる土台そのものを整えることを目指します。
患者様の声
40代・男性(デスクワーク)
座っているだけで会陰部がジンジンして、
病院では「様子を見ましょう」と言われ続けていました。鍼灸でお尻の奥を施術してもらった時、
「原因はここかもしれない」と初めて腑に落ちました。
今では長時間座っても気にならない日が増えています。
デスクワーカー向け|今日からできるセルフケア
- 1時間に1回は立ち上がる
- ドーナツクッションで会陰部の圧迫を避ける
- 中臀筋ストレッチを毎日1分
- 就寝前に骨盤周囲を温める
※セルフケアだけで改善しない場合は、
「身体の深部」にアプローチする施術が必要なケースも多くあります。
まとめ|慢性前立腺炎は「原因不明」ではない
慢性前立腺炎は、
決して「治らない病気」ではありません。
ただし、
本当の原因(筋・神経・血流・姿勢)に目を向けられていない
ケースが非常に多いのが現実です。
長時間のデスクワークという“当たり前の生活習慣”が、
前立腺や神経に静かな負担をかけ続けていること。
そこに気づいた瞬間から、
回復への道は動き出します。
日曜施術OK 自律神経のお悩み、腰痛、慢性前立腺炎の専門鍼灸院 大阪狭山市 にしむら鍼灸治療院 南海高野線金剛駅徒歩12分 施術のご相談、ご予約はLINEでお問い合わせください➡https://lin.ee/5X2dY7a












