大阪狭山市 にしむら鍼灸治療院 慢性前立腺炎、陰部神経痛などの「慢性骨盤痛症候群」専門鍼灸院
「性行為後に悪化する…」慢性前立腺炎の患者さんに少なくない悩み
― 射精後の痛み・違和感はなぜ起こるのか? ―
「性行為の後に下腹部が重だるくなる…」
「射精後に会陰部がジンジン痛む…」
「排尿時の違和感が強くなる…」
このような悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
しかし非常にデリケートな内容のため、
病院や周囲にも相談できず、一人で悩み続けている方も多い印象があります。
今回は、慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)と“性行為後の悪化”について解説します。
性行為後に症状が悪化するのは珍しくありません
慢性前立腺炎の方の中には、
- 射精後に痛みが出る
- 会陰部が熱っぽくなる
- 下腹部が重だるい
- 肛門周囲が痛む
- 頻尿が強くなる
といった症状を訴える方がいます。
特に、
- 長時間座った後
- 疲労が強い時
- ストレスが多い時
などは悪化しやすい傾向があります。
なぜ射精後に症状が強くなるのか?
原因は一つではありませんが、関係が考えられているものとして、
1. 骨盤底筋の過緊張
骨盤の深部には、
排尿・排便・性機能に関わる「骨盤底筋」があります。
慢性前立腺炎の方では、この筋肉が常に緊張しているケースがあります。
射精時には骨盤底筋が強く収縮するため、
もともと緊張している筋肉にさらに負荷がかかり、
- 痛み
- 圧迫感
- 違和感
が出やすくなることがあります。
2. 神経の過敏化
慢性的な痛みが続くと、神経が敏感な状態になることがあります。
すると本来なら問題にならない刺激でも、
- ヒリヒリ感
- 灼熱感
- 鈍痛
として感じやすくなることがあります。
特に会陰部周囲には、陰部神経など非常に繊細な神経が存在しています。
3. 自律神経の影響
慢性前立腺炎は、自律神経の乱れとも関連が指摘されています。
- 強いストレス
- 睡眠不足
- 緊張状態
が続くと交感神経が優位になり、
- 筋肉の緊張
- 血流低下
- 痛みの増幅
が起こりやすくなります。
その状態で性行為が加わることで、症状が悪化するケースもあります。
「性行為を控えた方がいいですか?」という質問
患者さんからよく聞かれる質問です。
ただ、これは非常に個人差があります。
完全に禁止するというより、
- 症状との関連を観察する
- 無理をしない
- 疲労時は控える
- 痛みが強い時は休む
など、“身体の反応をみながら調整する”ことが大切です。
我慢し続けることが、逆にストレスになる場合もあります。
強い刺激のセルフケアには注意
症状を何とかしたくて、
- 会陰部を強く押す
- 長時間マッサージする
- テニスボールで強く圧迫する
などを行い、逆に悪化してしまう方もいます。
慢性前立腺炎では、
“刺激しすぎない”ことも重要です。
鍼灸でみていくポイント
鍼灸では、
- 骨盤周囲の緊張
- 腰部や臀部の硬さ
- 呼吸の浅さ
- 首肩の緊張
- 自律神経の状態
なども含めて確認していきます。
慢性前立腺炎は、
単純な炎症だけでは説明できないケースも多く、
身体全体の緊張パターンが関係していることがあります。
一人で悩まないでください
性行為後の痛みは、とても相談しづらい悩みです。
ですが、慢性前立腺炎の患者さんの中では決して珍しいものではありません。
「恥ずかしくて誰にも言えなかった」
そう話される方も多くおられます。
だからこそ、
一人で抱え込まず、身体の状態を整理していくことが大切です。
まとめ
慢性前立腺炎では、
- 射精後の痛み
- 会陰部の違和感
- 性行為後の悪化
などがみられることがあります。
背景には、
- 骨盤底筋の緊張
- 神経の過敏化
- 自律神経の乱れ
などが関係している可能性があります。
「検査では異常なし。でもつらい」
そんな悩みを抱えている方は、身体全体の緊張や神経の状態という視点も大切かもしれません。
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