6月に入り、湿度が高くなってくると「なんとなく体が重い」「朝からだるくて動きたくない」と感じる方が増えてきます。梅雨の時期は気圧や湿度の影響で、自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良を感じやすくなる季節です。そんな季節におすすめなのが「お灸」。今回は、梅雨のだるさに効くお灸の魅力をご紹介します。
1. 梅雨に感じやすい不調とは?
- 頭が重い、疲れが取れない
- むくみやすい、手足が冷える
- 気分が沈みやすい、やる気が出ない
- 関節痛や肩こりが悪化する
梅雨は“湿邪(しつじゃ)”と呼ばれる湿気による外的ストレスが強まる季節。東洋医学ではこの湿邪が体内に溜まることで「気(き)」や「血(けつ)」の巡りが悪くなり、様々な不調を引き起こすとされています。
2. お灸がなぜ梅雨の不調に効くのか?
- 温熱効果で血行促進
- 自律神経を整え、リラックス効果
- ツボ刺激による自然治癒力の活性化
お灸でじんわりと温めることで体内の巡りをよくし、「冷え」や「滞り」を改善します。特に湿邪による体の重だるさや気分の落ち込みには、お灸による内側からのケアが効果的です。
3. 梅雨におすすめのツボ3選
- 足三里(あしさんり):胃腸の働きを整え、疲労回復に◎
- 三陰交(さんいんこう):むくみ・冷えに。女性にも人気のツボ
- 合谷(ごうこく):頭痛や肩こり、ストレス緩和に
※自宅でのセルフ灸も可能ですが、体質や症状によって効果的なツボが異なるので、プロの施術を受けるのがおすすめです。
梅雨の不調は、放っておくと夏バテや秋の体調不良につながることもあります。早めのケアで、季節の変化に負けない体づくりをしていきましょう。お灸は心地よく、リラックスしながら体のバランスを整えるのにぴったりの養生法です。ぜひ一度体験してみてください。
にしむら鍼灸治療院では、梅雨の不調に合わせたお灸の施術をご提案しています。お気軽にご相談ください。