── 不安を持つ患者さんに知ってほしい本当のこと
慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群:CPPS)でお悩みの方から、
「腎臓も悪いのでは?」
「腎臓の疲れが前立腺炎の症状を悪化させる?」
といった質問をよくいただきます。
名前に“前立腺”とつくため、泌尿器全体が悪くなっているのでは…と不安になるのは自然なことです。
しかし、実際には 前立腺炎と腎臓は直接にはつながっていません。
ただし、 “間接的に関係している部分” があり、ここを理解すると症状の仕組みがとても分かりやすくなります。
■ 結論:
前立腺炎が腎臓を悪くすることはありません。ただし「自律神経」と「筋緊張」を通じた間接的なつながりはある。
ここから詳しく解説します。
【1】慢性前立腺炎が腎臓の病気を引き起こすことは“ほぼない”
慢性前立腺炎は、細菌感染ではなく、筋肉の緊張や血流不足・神経の過敏が中心 の状態です。
そのため、
- 腎臓に炎症が広がる
- 前立腺炎が原因で腎臓が悪くなる
といったことは基本的にありません。
※急性前立腺炎(高熱が出る別の病気)では腎臓へ影響するケースはありますが、
慢性前立腺炎とは全く別の病態 なので混同する必要はありません。
【2】共通点は「自律神経の乱れ」
前立腺も腎臓も“自律神経”で調整されています。
慢性前立腺炎の方に多いのが、
- 交感神経の過剰な働き
- 体のガード反応
- 骨盤まわりの慢性的な緊張
これらは同時に 腎臓の血流調整にも影響 を与えるため、
「腎臓が疲れている感じがする」「背中がだるい」と感じる方が多いのです。
つまり、
臓器同士が悪さをしているのではなく、“上流にある自律神経の疲労”が両方に影響している。
というのが本質です。
【3】“腎臓が痛い気がする”の正体は腰の筋肉の硬さ
腎臓の裏には 腰の筋肉(腰方形筋・起立筋) があり、ここが固まると
- 腰が重い
- 背中が張る
- 腎臓のあたりが痛い気がする
といった症状が出ます。
この腰の緊張は、
- 骨盤の動きの悪さ
- 骨盤底筋のこわばり
- 前立腺周囲の血流不足
にもつながるため、結果として 前立腺炎の症状が強くなる ことがあります。
特にデスクワークの方や、ストレスを抱えやすい方にはとても多いパターンです。
【4】痛みの神経ルートが似ているため“勘違い”が起こりやすい
前立腺も腎臓も、腰の辺りの神経(脊髄のL1〜S2)を通じて脳へ情報を送っています。
そのため脳が痛みを混同しやすく、
- 下腹部の重さ → 腎臓が悪い気がする
- 腰痛 → 泌尿器の不調に感じる
という “よくある誤解” が起こります。
でもこれらは、神経の仕組み上、誰にでも起こる自然な現象 なので心配しすぎなくて大丈夫です。
■ まとめ:
腎臓が原因で前立腺炎が治らない…という心配は必要ありません
前立腺炎と腎臓は直接はつながりません。
問題はむしろ、
- 自律神経の疲れ
- 腰や骨盤まわりの筋肉の硬さ
- 体の“ガード状態”
- 長期のストレスと不安
といった「身体全体のバランス」にあります。
当院では、
- 骨盤底筋の緊張を取る鍼灸
- 腰〜骨盤の血流改善
- 自律神経の調整
- 呼吸改善・脱力指導
など、前立腺だけにとらわれず 体全体を整える施術 を行っています。
腎臓の不調を疑って不安になっている方でも、
施術を進めるうちに “腰と骨盤の緊張が取れた瞬間に症状が軽くなる” ことが多く見られます。
■ 前立腺炎の症状が長引いている方へ
- 下腹部・会陰の痛みが続く
- 腰や背中が重い
- 残尿感や違和感がスッキリしない
- 医療機関の検査では異常がない
そんな場合は、ぜひ一度ご相談ください。
腎臓のせいではなく、“体の緊張のクセ”が原因であることがほとんどです。
にしむら鍼灸治療院では、
不安を一つずつ取り除きながら、症状改善の道筋を一緒に作っていきます。
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