「最近、同じ話を何度もしてしまう」
「人の名前がすぐに出てこない」
そんな小さな変化に、不安を感じていませんか?
それは、年齢による物忘れの範囲かもしれませんし、
**軽度認知障害(MCI)**と呼ばれる状態の可能性もあります。
今、世界ではこの
**“まだ戻れる可能性がある段階”**に対して、
さまざまな治療・ケアの研究が進んでいます。
軽度認知障害(MCI)とは?
軽度認知障害(MCI)は、
- 認知症と診断されるほどではない
- しかし、以前より物忘れが目立つ
という状態です。
大切なポイント
- 日常生活は、ほぼ自立して送れる
- ただし、将来認知症へ進行する人もいる
だからこそ今、
**「早い段階でどう整えるか」**が重要だと考えられています。
最近、MCIの治療薬が承認されたのは事実です
ここ数年で、
- アルツハイマー病が原因と考えられるMCIに対して
- 進行をゆるやかにする新しい薬が承認されました
ニュースなどで目にした方も多いかもしれません。
ただし、大切な註釈があります
この薬について、ぜひ知っておいていただきたい点があります。
- ✔ すべてのMCIが対象ではありません
- ✔ 特定の検査で「アルツハイマー病が原因」と確認された場合に限られます
- ✔ 症状を元に戻す薬ではなく、「進行を遅らせる」薬です
- ✔ 定期的な検査や、副作用への注意が必要です
つまり、
「MCI=この薬を使えば安心」
という単純な話ではありません。
だから今も注目されている「非薬物療法」
このような背景から、
- 体への負担が少なく
- 薬と併用も可能で
- 生活全体を整える
非薬物療法が、今も非常に重要と考えられています。
その一つが、鍼(はり)治療です。
世界で進む、鍼治療の研究
2019年、韓国の大学で、
「軽度認知障害(MCI)に対して、
どの鍼治療の方法がより良いのか?」
を調べる研究が行われました。
特徴は、
- 「鍼が効くかどうか」ではなく
- 「やり方の違いで、結果が変わるのか」
を比べている点です。
どんな鍼治療を比べたの?
研究では、MCIの方をいくつかのグループに分け、
- 頭のツボに鍼をする
- 鍼を置く時間を変える
- 電気を流すかどうかを変える
- 頭のツボに加えて、**太谿(たいけい)**という足首のツボを使う
といった違いを比較しました。
「太谿(たいけい)」というツボの意味
太谿は、足首の内側にあるツボです。
東洋医学では昔から、
- 年齢による衰え
- 記憶力・集中力
- 体のエネルギーの土台
と深く関係すると考えられてきました。
研究では、
- 頭のツボ(脳への刺激)
- 太谿(体の土台を整える)
この組み合わせが、特に良い結果を示しました。
時間も大切でした
もう一つ分かったことは、
- 短時間よりも
- 30分ほど、ゆっくり鍼を置く方が良い
という点です。
強い刺激ではなく、
やさしく、十分な時間をかけることがポイントと考えられます。
この研究が教えてくれること
この研究は、まだ少人数で行われた予備的なものです。
それでも、重要なメッセージがあります。
それは、
MCIのケアは、
薬だけ・鍼だけ、という一択ではなく、
「組み合わせて整える時代」に入っている
ということです。
にしむら鍼灸治療院からのメッセージ
軽度認知障害(MCI)は、
- 早く気づき
- 早く整えることで
- 将来の選択肢を広げられる可能性があります
当院では、
- 痛みの少ない鍼
- 無理のない刺激
- その方の体調・年齢に合わせた施術
を大切にしています。
「病院では異常なしと言われたけれど不安」
「薬の話を聞いて、逆に迷っている」
そんな時こそ、
一度ご相談ください。
※本記事は海外の研究報告をもとに一般向けに解説したものであり、
効果を保証するものではありません。
薬の選択については、必ず医師とご相談ください。
日曜施術OK 自律神経のお悩み、腰痛、慢性前立腺炎の専門鍼灸院 大阪狭山市 にしむら鍼灸治療院 南海高野線金剛駅徒歩12分 施術のご相談、ご予約はLINEでお問い合わせください➡https://lin.ee/5X2dY7a












