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ブログ|薬を飲んでも改善しない不調に「食養生+鍼灸」が必要な理由― 体が“治る材料”と“巡る力”の話 ―

薬を飲んでいるのに、体はなぜ変わらないのか?

  • 痛み止めを飲んでも慢性的な痛みが続く
  • 睡眠薬を飲んでも熟睡感がない
  • 胃薬・自律神経の薬を続けているが、根本的に楽にならない

こうした状態は、決して珍しいことではありません。

これは
「薬が効いていない」のではなく、
「体を修復する条件がそろっていない」

というケースが非常に多いのです。

薬は“抑える役”、治すのは体自身

まず大切な前提です。

  • 薬 → 症状のブレーキ役
  • 体 → 修復・回復の主体

体が回復するためには、次の2つが不可欠です。

  1. 修復に必要な栄養(材料)
  2. それを届ける血流・神経の巡り

ここから、具体的に見ていきましょう。

【①】体を治すために“特に不足しやすい栄養素”

● タンパク質(回復の土台)

神経・筋肉・内臓・ホルモン
これらはすべてタンパク質から作られます。

不足すると

  • 疲れが抜けない
  • メンタルが不安定
  • 痛みが長引く

含まれる食材

  • 鶏肉(特にむね・ささみ)
  • 魚(サバ・鮭・イワシ)
  • 豆腐・納豆

必要量の目安

  • 体重 × 1.0〜1.2g / 日
    (疲労・不調がある方はやや多め)

例)
体重60kgの方 → 60〜70g/日

食材にするとどれくらい?

食材タンパク質
鶏むね肉100g約22g
1切れ(80g)約17g
1個約6g
納豆1パック約8g
豆腐半丁約10g

● マグネシウム(神経をゆるめる)

ストレス・食いしばり・不眠がある方に
ほぼ共通して不足しがちなのがマグネシウムです。

不足すると

  • 神経が過敏になる
  • 筋肉が緊張しやすい
  • 寝つきが悪い

含まれる食材

  • 海藻類(わかめ・ひじき)
  • ナッツ類(アーモンド・カシューナッツ)
  • 玄米
  • 豆類

必要量の目安

  • 成人男性:370mg/日
  • 成人女性:290mg/日

ストレスが多い方は消耗しやすい栄養素です。

食材にするとどれくらい?

食材マグネシウム
アーモンド10粒約50mg
わかめ乾燥5g(小鉢1杯)約40mg
納豆1パック約50mg
玄米ごはん茶碗1杯約60mg

👉 目安イメージ

  • ナッツを1日ひとつかみ
  • 海藻 or 納豆を1日1品

● ビタミンB群(自律神経の潤滑油)

ビタミンB群は
神経・エネルギー代謝・脳疲労に深く関わります。

不足すると

  • だるさが抜けない
  • 気力が出ない
  • 集中力が落ちる

含まれる食材

  • 豚肉
  • レバー
  • 玄米
  • 納豆

※B群はまとめて摂ることが大切です。

主な目安量(成人)

  • ビタミンB1:1.2〜1.4mg/日
  • ビタミンB6:1.2〜1.4mg/日
  • ビタミンB12:2.4µg/日

食材にするとどれくらい?

食材ポイント
豚肉100gB1が豊富
1個B群をバランスよく
納豆1パックB2・B6
玄米茶碗1杯B1

👉 目安イメージ

  • 「豚肉 or 卵」を1日1回
  • 白米→玄米 or 雑穀米に一部置き換え

● 鉄(酸素とエネルギーを運ぶ)

特に女性・疲れやすい方に多いのが鉄不足。

不足すると

  • めまい・動悸
  • 冷え
  • 疲労感・息切れ

含まれる食材

  • 赤身肉
  • レバー
  • 小松菜
  • ひじき

必要量の目安

  • 成人男性:7.5mg/日
  • 成人女性:10.5mg/日(月経あり)

食材にするとどれくらい?

食材
レバー50g約6mg
赤身肉100g約2.5mg
小松菜1束約2.8mg
ひじき(乾)5g約3mg

👉 ポイント

  • 胃腸が弱い方は無理せず少量+鍼灸で消化力サポート
  • ビタミンC(野菜・果物)と一緒に摂ると吸収UP

【②】体を冷やさない食養生も重要

冷えは
血流を悪くし、栄養の届きにくい体を作ります。

特に注意したい習慣

  • 冷たい飲み物
  • 生野菜ばかり
  • 夜遅い食事

体を温める食材

  • 生姜
  • ねぎ
  • 玉ねぎ
  • 味噌汁
  • 根菜類

「まず温かいものを1品」
これだけでも体は変わります。

食養生だけでは届かない“もう一段階”

ここまで読んで、
「じゃあ、しっかり食べれば治るのでは?」
と思われたかもしれません。

しかし現実には、

  • 血流が悪い
  • 自律神経が緊張しっぱなし
  • 内臓・骨盤内が冷えている

こうした状態では、
栄養があっても“使えない体”になってしまいます。

鍼灸が担う“巡らせる役割”

にしむら鍼灸治療院の鍼灸は、

  • 自律神経の緊張をゆるめる
  • 血流・内臓の動きを改善
  • 神経や筋肉の過緊張を調整

することで、

👉 食べた栄養が、必要な場所に届きやすい体
を作ります。

  • 食養生=治る材料
  • 鍼灸=巡りを整えるスイッチ

この2つが合わさることで、
「薬を飲んでいるだけの状態」から
回復に向かう体へ切り替わっていくのです。

薬をやめるのではなく「頼りすぎない体」へ

繰り返しますが、
薬を否定しているわけではありません。

  • 薬+鍼灸+食養生
  • 段階的に体を立て直す

これが、無理のない現実的な方法です。

こんな方は、ぜひ一度ご相談ください

  • 薬を続けても不調が改善しない
  • 食事も体質も見直したい
  • 自律神経・慢性疲労・痛みがつらい
  • 根本から体を変えたい

にしむら鍼灸治療院では、
症状+生活+体の反応を総合的に見て施術を行っています。

▶ LINEでの無料相談も受け付けています

「私の場合、何を食べればいい?」
そんなご相談からでも大丈夫です。

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