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ブログ|前立腺に触れずに改善する理由──骨盤底トリガーポイントの盲点

「前立腺を治療しているのに、なぜ治らないのか?」

慢性前立腺炎で悩む方の多くが、
こんな経験をしています。

  • 前立腺マッサージを受けた
  • 薬を続けている
  • 検査では「炎症は軽い」「異常なし」

それでも
痛み・違和感・不快感が残る。

ここで多くの方が疑問を持ちます。

「前立腺が原因なら、
前立腺を治療すれば治るはずでは?」

──実はここに、
慢性前立腺炎が長引く最大の盲点があります。

結論:前立腺は“被害者”であることが多い

慢性前立腺炎(特に
慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群
Chronic Prostatitis / CPPS
)では、

前立腺そのものに
明確な炎症がないケースが大半
です。

では、
なぜ前立腺周辺に症状が出るのか?

答えは
👉 骨盤底の筋肉と神経にあります。

骨盤底トリガーポイントとは何か?

骨盤底筋は

  • 排尿
  • 排便
  • 姿勢保持
  • 内臓の支持

を担う、とても重要な筋肉群です。

この筋肉が
長期間、無意識に緊張し続けると、

  • 硬いしこり(トリガーポイント)ができる
  • 神経を圧迫・刺激する
  • 離れた場所に痛みを飛ばす(関連痛)

という現象が起こります。

これが

前立腺・会陰部・下腹部の違和感として
感じられるのです。

なぜ「前立腺を触っても治らない」のか?

理由はシンプルです。

👉 痛みの発生源が、前立腺ではないから

骨盤底トリガーポイントの特徴は、

  • 押されると響く
  • 離れた場所に痛みが出る
  • 内臓の症状に見える

という性質があります。

つまり
前立腺は“痛みが投影されている場所”
であることが多いのです。

盲点①

「骨盤底=会陰」だけではない

多くの人が誤解していますが、
骨盤底トリガーポイントは

  • 会陰
  • 肛門周囲

だけに存在するわけではありません。

実際には、

  • お尻の深層筋(梨状筋など)
  • 内もも
  • 下腹部
  • 腰・仙骨周囲

連動したネットワーク になっています。

👉 だから
前立腺に触れなくても症状が変わるのです。

盲点②

「鍛える」ほど悪化する人がいる理由

慢性前立腺炎の方に
よく見られる状態は、

❌ 筋力低下
ではなく
過緊張(力が抜けない)

この状態で、

  • 骨盤底筋体操
  • 締めるトレーニング

を行うと、

👉 さらに緊張が強まり
症状が悪化することがあります。

鍼灸が有効な理由

──“触らずに原因に届く”

鍼灸では、

  • 表面から深層筋へ
  • 神経の興奮を鎮め
  • 自律神経を介して
    骨盤底の緊張をゆるめる

というアプローチが可能です。

にしむら鍼灸治療院では

  • 前立腺への直接刺激は行いません
  • 骨盤底トリガーポイントの
    連動部位を重視します
  • 痛みを「作っている仕組み」から
    解除していきます

その結果、

「前立腺を触られていないのに、
会陰の違和感が楽になった」

という変化が起こります。

「治療の視点」が変わると、回復が始まる

慢性前立腺炎は、

  • 前立腺の病気
    ではなく
  • 骨盤の緊張が抜けなくなった状態

として捉え直すことで、
回復への道筋が見えてきます。

こんな方は、一度ご相談ください

  • 前立腺を治療しても改善しない
  • 「異常なし」と言われたがつらい
  • 会陰部・下腹部の違和感が続く
  • どこに相談していいかわからない

📩 まずはLINEでのご相談から

あなたの症状は、
前立腺だけの問題ではないかもしれません。

👉 今の状態が
「骨盤底トリガーポイント型」かどうか、
LINEで簡単に確認できます。

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