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慢性前立腺炎の鍼治療|なぜ薬で変化しない症状に鍼灸を考えるのか

大阪狭山市 にしむら鍼灸治療院 慢性前立腺炎などの「慢性骨盤痛症候群専門」鍼灸院

慢性前立腺炎の鍼治療|なぜ薬で変化しない症状に鍼灸を考えるのか

「会陰部が痛い」

「下腹部や鼠径部が重い」

「座っていると痛みが強くなる」

「排尿すると違和感がある」

「病院で検査を受けたけれど、大きな異常はない」

それなのに、症状が続いている。

そんな状態が長く続くと、

「この痛みはいつまで続くんだろう」

と、不安になってしまうのも無理はありません。

慢性前立腺炎、特に**慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)**では、前立腺そのものだけでは説明できない骨盤周囲の痛みや不快感がみられることがあります。

そして、こうした慢性的な骨盤周囲の症状に対して、治療の選択肢の一つとして鍼治療が検討されています。

当院では、慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群に対して、症状の出ている場所だけを見るのではなく、骨盤周囲の筋肉、腰部、股関節周囲などを含めて身体全体を評価し、鍼治療を行っています。

慢性前立腺炎なのに、なぜ「筋肉」に鍼をするのか?

ここは非常に重要なところです。

慢性前立腺炎という名前から、

「前立腺に問題がある病気」

と考えてしまう方は少なくありません。

しかし、慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)は、感染だけでは説明できないケースも多く、骨盤底筋などの筋・筋膜、神経、痛みの感じ方など、複数の要素が関係していると考えられています。

そのため、

「前立腺が痛いから前立腺だけを治療する」

という単純な考え方ではなく、

「なぜ骨盤周辺に痛みが続いているのか?」

を考えることが大切です。

鍼治療では、症状や身体の状態を確認したうえで、腰部、臀部、股関節周囲、骨盤周囲などの筋肉にアプローチすることがあります。

もちろん、会陰部などのデリケートな部位に直接鍼をすることが目的ではありません。

鍼治療で慢性前立腺炎が改善する可能性はある?

「鍼で慢性前立腺炎は治りますか?」

これは非常によく聞かれる質問です。

正直に言うと、

すべての方に鍼治療が効果を示すとは言えません。

一方で、慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群に対する鍼治療については、臨床研究が行われており、症状や痛みの改善を検討した研究があります。

特に、CP/CPPSの治療では、

  • 痛み
  • 排尿症状
  • QOL
  • 骨盤周囲の筋緊張
  • 症状の長期化

などを一つずつ考えていく必要があります。

つまり鍼治療は、

「前立腺炎を鍼で治す」

というより、

「慢性的に続いている骨盤周囲の痛みや身体の状態に対して、鍼という方法からアプローチする」

と考えたほうが適切です。

「薬を飲んでも変わらない」場合に考えたいこと

慢性前立腺炎の患者さんの中には、泌尿器科で治療を受けても症状が十分に変化しない方がいます。

ここで大切なのは、

「薬が効かなかった=もう何をしても無理」ではない

ということです。

CP/CPPSは症状の原因や関与する要素が一つとは限らないため、必要に応じて泌尿器科での診療を続けながら、別の視点から身体を評価することも選択肢になります。

例えば、

「座ると痛い」

「車の運転で悪化する」

「長時間のデスクワークでつらくなる」

「臀部や鼠径部にも違和感がある」

「腰や股関節にも問題がある」

という場合には、骨盤周囲の筋・筋膜や神経、身体の使い方なども含めて考える必要があります。

当院の慢性前立腺炎への鍼治療

当院では、最初から「ここに鍼を打てばいい」と決めつけません。

まず、

  • どこが痛いのか
  • いつ痛むのか
  • 座位で変化するのか
  • 歩くとどうなるのか
  • 排尿との関係
  • 腰や臀部の症状
  • 股関節の動き
  • 骨盤周囲の筋肉の状態

などを確認します。

そのうえで、症状と身体の状態に合わせて施術部位を考えます。

「会陰部が痛いから、会陰部に鍼をする」

という治療ではありません。

腰部・臀部・股関節周囲など、症状に関係すると考えられる部位から身体の状態を整えていきます。

実際に鍼治療を受けた患者さんの一例

当院では、慢性前立腺炎の症状で来院された男性の施術経験があります。

30代の男性で、営業職。

以前から会陰部や骨盤周辺の痛みがあり、座ることや車の運転がつらい状態でした。

泌尿器科を受診し、慢性前立腺炎と診断され、薬による治療などを受けていましたが、症状が十分に改善しませんでした。

その後、令和8年5月8日(2026年5月8日)に当院を初診。

身体の状態を確認しながら鍼治療を継続しました。

施術を重ねる中で徐々に痛みが軽減し、7回目頃から施術間隔を2週間に一度へ変更。

9回目以降は月1回程度まで間隔を延ばし、11回目の施術時点で、痛みは完全に消失したわけではないものの、本人が「耐えられる程度」と感じられる状態まで軽減したため、いったん施術を終了しました。

これはあくまで当院で経験した一例です。

すべての慢性前立腺炎の方に同じ経過が期待できるという意味ではありません。

ただ、このような経験があるからこそ私は、

「慢性前立腺炎だから、ずっとこの痛みと付き合うしかない」

と最初から決めつける必要はないと考えています。

大切なのは「前立腺」だけを見ないこと

慢性前立腺炎・CP/CPPSで悩んでいる方にとって、一番つらいのは、

痛みそのものだけではありません。

「なぜ痛いのかわからない」

「検査では異常がない」

「薬を飲んでも変わらない」

「どこへ相談すればいいのかわからない」

こうした状況が長く続くことも、大きな負担になります。

だからこそ、

前立腺だけではなく、骨盤周囲、筋肉、神経、腰、股関節、日常生活での身体の使い方などを含めて考える。

それが慢性的な骨盤痛を考えるうえで大切な視点だと私は考えています。

鍼治療を受ける前に知っておいてほしいこと

慢性前立腺炎の症状がある場合、まず泌尿器科などの医療機関で適切な診断を受けることが大切です。

発熱、血尿、急激な排尿困難、強い症状などがある場合には、鍼灸院より先に医療機関へ相談してください。

また、鍼治療を受ける場合も、現在受けている医療機関での治療を自己判断で中断することはおすすめしません。

医療と鍼灸、それぞれの役割を考えながら取り組むことが大切です。

慢性前立腺炎で悩んでいるあなたへ

何か月も、何年も症状が続いていると、

「また今日も痛い」

「座るのが怖い」

「仕事に集中できない」

そんな毎日になってしまうことがあります。

でも、慢性前立腺炎・CP/CPPSは、前立腺だけを見るのではなく、慢性骨盤痛という視点から身体を見直すことも大切です。

鍼治療も、そのための一つの選択肢です。

「病院では大きな異常がないと言われた」

「薬を使っているけれど症状が続いている」

「座ると骨盤や会陰部がつらい」

そんな方は、まず現在の症状について整理してみてください。

痛みがある場所だけが、原因とは限りません。

身体のどこに負担がかかり、なぜ痛みが続いているのか。

そこを一緒に考えることから、鍼治療を始めています。

よくある質問

Q. 慢性前立腺炎に鍼治療はできますか?

はい。慢性前立腺炎、とくに慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)に伴う慢性的な痛みに対して、鍼治療を選択肢として検討することがあります。

Q. 前立腺に直接鍼をするのですか?

いいえ。当院では前立腺に直接鍼をすることを目的としていません。症状や身体の状態を確認し、腰部・臀部・股関節周囲などからアプローチします。

Q. 病院で治療中でも鍼を受けられますか?

医療機関での診療を継続しながら鍼灸を利用することは可能ですが、治療内容によっては医師への確認が必要な場合があります。服薬などを自己判断で中止しないでください。

Q. 何回くらい鍼を受ければいいですか?

個人差が大きいため、一律に「○回」とは言えません。症状の経過を確認しながら施術間隔や継続について判断します。

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