大阪狭山市 にしむら鍼灸治療院 陰部神経痛などの「慢性骨盤痛症候群」専門鍼灸院
「陰部の痛みがなかなか改善しない」
「閉経してから、デリケートゾーンの違和感が気になる」
「鍼治療を受けているけれど、思うように変化しない」
女性の陰部神経痛に悩む方の中には、このような不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
女性の陰部神経痛は、座っていると会陰部や外陰部が痛む、ヒリヒリする、ピリピリする、何ともいえない違和感が続くなど、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
そこで今回は、女性の陰部神経痛と閉経の関係について、臨床現場で感じていることをお伝えします。
医学的に明らかになっていることと、私自身の施術経験から考えている仮説を分けて解説します。
1.同じように施術していても、経過に違いを感じることがある
女性の陰部神経痛の施術に携わる中で、私が気になっていることがあります。
それは、閉経前の女性と閉経後の女性では、施術後の反応や症状の変化の仕方に違いがあるように感じることです。
私の臨床経験では、閉経前の方では比較的早い段階から変化を感じるケースがある一方、閉経後の方では変化が緩やかで、改善までに時間がかかると感じるケースがあります。
ただし、これは現時点での臨床的な印象です。
症例数は十分とはいえず、閉経の有無によって治療効果に差が生じると科学的に証明されているわけではありません。
また、閉経前でも長期間症状が続く方はいますし、閉経後でも症状が改善する方はいらっしゃいます。
それでも、こうした違いを感じる背景には、女性の身体に起こる変化が関係している可能性があるのではないかと考えています。
2.閉経後の身体では、何が変わるのか?
閉経後の身体について考えるうえで、注目したいのが女性ホルモンの一つである「エストロゲン」です。
エストロゲンは、生殖機能だけでなく、骨盤内の組織や泌尿生殖器の状態などにも関係しています。
閉経後にはエストロゲンの分泌が大きく低下するため、身体にさまざまな変化が生じます。
ここでは、陰部の痛みとの関連が考えられる3つのポイントを見ていきましょう。
① 外陰部や膣などの組織の変化
エストロゲンの低下によって、外陰部や膣の組織が薄くなったり、乾燥しやすくなったりすることがあります。
これに伴い、ヒリヒリ感、刺激に対する敏感さ、性交時の痛みなどが生じる場合があります。
こうした変化は、閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)と呼ばれる状態の一部として知られています。
ここで注意したいのは、閉経後の外陰部の痛みが、すべて陰部神経痛とは限らないことです。
陰部神経に関連する痛みと、ホルモンの変化による外陰部の症状では、原因や対応が異なる場合があります。
そのため、症状が続く場合は、婦人科などで原因を確認することも大切です。
② 骨盤底筋や骨盤周囲の状態
陰部神経は、骨盤の内部から臀部を通り、会陰部や外陰部などへ向かう神経です。
その周囲には、骨盤底筋や靭帯などの組織があります。
骨盤底筋は、排尿や排便、骨盤内臓器の支持などに関係する筋肉です。
この筋肉が過度に緊張していたり、触れたときに痛みが生じたりすると、骨盤周辺の痛みや不快感に関係することがあります。
閉経後には、ホルモンの変化や加齢などによって骨盤周囲の状態が変わることがあります。
ただし、閉経によって骨盤底筋が必ず硬くなるわけではありません。また、閉経後に陰部神経の通り道が必ず狭くなると確認されているわけでもありません。
大切なのは、年齢や閉経の有無だけで判断せず、実際にどのような症状があり、どの組織が関係している可能性があるのかを考えることです。
③ 痛みの感じ方や持続する痛みの背景
痛みは、神経だけで決まるものではありません。
筋肉や皮膚などの状態、過去の痛みの経験、睡眠、ストレスなど、さまざまな要因が関係します。
外陰部の痛みが長く続く状態では、外陰痛症など、陰部神経痛とは異なる病態も考える必要があります。
また、陰部神経痛と骨盤底筋の緊張、外陰部の刺激に対する過敏さなどが重なっている場合もあります。
閉経後の女性で痛みが長引いている場合には、こうした複数の要因を考慮することが大切です。
ただし、閉経後は必ず痛みに敏感になる、あるいは神経の回復が遅くなると、一律に結論づけることはできません。
3.閉経後の陰部神経痛は、鍼治療でも改善しにくいのか?
ここが、私自身が臨床現場で考えているテーマです。
閉経前と閉経後で、鍼治療に対する反応や改善までの経過に違いがあるのではないか。
そう感じることはあります。
しかし、現時点では、閉経の有無によって陰部神経痛に対する鍼治療の効果がどの程度変わるのか、明確な結論を出せるだけの根拠は確認できません。
そのため、閉経後だから改善しにくい、あるいは治療に時間がかかると決めつけることはできません。
一方で、症状が長期間続いている方では、痛みの原因が一つではない可能性があります。
例えば、
- 陰部神経に関連する痛み
- 骨盤底筋の過緊張や圧痛
- 外陰部や膣の乾燥、組織の変化
- 長時間座ることによる症状の悪化
- 痛みが長く続くことで生じる過敏な状態
こうした要因が、単独または複数組み合わさっていることも考えられます。
だからこそ、閉経の有無だけで判断するのではなく、症状の特徴や経過に目を向ける必要があると考えています。
4.にしむら鍼灸治療院が大切にしていること
当院では、女性の陰部神経痛に対して、症状の出ている場所だけでなく、臀部や骨盤周囲の筋肉などにも目を向けて施術を行っています。
陰部神経に関連する痛みでは、臀部や骨盤周囲の組織が症状に関係している可能性もあるためです。
施術では、身体の状態や症状に応じて、深部の筋肉などを対象とした鍼治療を検討します。
なお、女性のデリケートな症状に対して、陰部へ直接鍼をするのではなく、臀部側からアプローチする方法を採用しています。
ただし、鍼治療によって陰部神経の圧迫が解消されることや、閉経に伴うホルモンの変化が補われることが証明されているわけではありません。
鍼治療は、すべての原因に対応できるものではなく、効果にも個人差があります。
症状の原因によっては、婦人科や泌尿器科などでの診察や、ほかの治療が必要になる場合もあります。
当院では、こうした点も踏まえながら、症状の経過を確認し、一人ひとりの状態に合わせた施術を考えていきます。
5.閉経後だからといって、改善を諦める必要はありません
陰部神経痛や外陰部の痛みが長く続くと、「もう年齢のせいだから仕方がないのではないか」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、閉経後という理由だけで、改善の可能性がないと判断することはできません。
大切なのは、痛みの原因や関係する要因を整理し、自分の状態に合った対応を探していくことです。
婦人科での診察が必要な場合もあれば、骨盤周囲の筋肉や神経に関連する問題について、別の視点から評価することが役立つ場合もあります。
症状が長引いているからこそ、一つの原因だけにとらわれず、身体の状態を多角的に考えることが重要です。
女性の陰部神経痛でお悩みの方へ
にしむら鍼灸治療院では、女性の陰部神経痛や、陰部・会陰部に続く痛みや違和感について、症状の経過を伺いながら鍼治療を検討しています。
- 座っていると陰部や会陰部が痛む
- 外陰部にヒリヒリ、ピリピリする感覚がある
- 病院で検査を受けても、痛みの原因がはっきりしない
- 症状が長く続き、日常生活に支障が出ている
- 閉経後から陰部の痛みや違和感が気になっている
このようなお悩みがある方は、まずはご自身の症状についてご相談ください。
なお、症状の原因によって適切な対応は異なります。まだ医療機関で診察を受けていない場合や、症状に変化がある場合は、医療機関での評価も大切です。
閉経後だからといって、最初から改善を諦める必要はありません。
ご自身の状態を理解し、適切な対応を探すことから始めてみませんか。
*予約なしの来院やお電話でのご相談はお控え願います。院長一人ですべての業務を行っておりますので施術中などは対応できないこともございます。LINEからのご相談は無料です。気になること、お知りになりたいことなど長文でも構いません遠慮なくご相談ください。➡https://lin.ee/5X2dY7a















